幸せになる勇気(岸見一郎、古賀史健)

オススメ度:★★

タイトルを見て、「幸せになるために勇気がいるってどういうことだろう?」と気になったため読んでみた。

全く知らなかったのだが、2013年頃ベストセラーになった「嫌われる勇気」というアドラー心理学の本があり、その続編らしい。前回はアドラー心理学の入門編で、今回は実践編という位置づけ。

賛同できるところ、なるほどと思うようなところ、いいなと思った言葉などは多数あったが、幸福にどうつながるのかがよく分からなかった。

今後、「わたしたち」という感覚に着目していこう。

メモ。

  • 問題行動の目的 5段階
    • 称賛の要求
    • 注目喚起
    • 権力争い
    • 復讐
    • 無能の証明
  • 叱ってはならない
    • 尊敬を欠いた未熟で暴力的なコミュニケーション手段
  • ほめてもいけない
    • 共同体に競争原理を生み、他者は敵だというライフスタイルを植えつける
  • 賞罰は自立を妨げる
  • 人生は「不完全」から始まる
    • 単独で生きていけないほど弱いから共同体を作り、協力関係の中に生きる
  • 自立とは何か?
    • 「わたし」の価値を自らが決定すること
    • 普通であることの勇気
    • 「人と違うこと」に価値を置くのではなく、「わたしであること」に価値を置く
    • 自己中心性(わたし)からの脱却
  • 人生のタスク
    • 仕事の関係
      • 「信用」の関係
      • 人間は一人では生きていけないため、他者と分業する
      • 利己心を追求した先に「他者貢献」がある
      • 「わたし」の幸せを追求
    • 交友の関係
      • 「信頼」の関係
      • 先に信じること
      • わかり会えない存在だからこそ、信じるしかない
      • 「あなた」の幸せを追求
    • 愛の関係
      • 他者を愛する技術
      • 「わたしたち」の幸せを追求
      • 「わたし」からの脱却
      • 二人で成し遂げる課題
        • 話の中に相手のことが出てこないが、二人で成し遂げるとは何を指しているのか?
  • 未来が見えないこと、そこには未来に無限の可能性があるということ
  • 実際の人生は、なんでもない日々という試練は、「最初の一歩」を踏み出したあとからはじまる
  • 幸福とはなにか?
    • 幸福とは貢献感
    • 「わたしは誰かの役に立っている」と思えたときにだけ、自らの価値を実感する

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