生命と音楽(坂本龍一、福岡伸一)

動的平衡の本を読んでから気になっている福岡伸一氏が坂本龍一氏と対談している本を見かけたので読んでみた。そういえば動的平衡の本を知ったきっかけも坂本龍一氏が紹介していたからだったような。

そんなに文章量も多くなく、対談形式なのですぐに読めた。動的平衡の本は一通り読んでいるので、どこかで聞いた話も多かったが、ノイズとシグナルの話などが興味深かった。

ユクスキュルの『生物から見た世界』を今度読んでみよう。

メモ

P57 元来ノイズだらけの世界から、言葉によってシグナルを切り取る習性が人間にはあるが、それは人工的で真実をとらえていなかもしれない

P102 座学を勉強すると細胞を認識できるようになるが、逆に元々見えていたモヤモヤしたなもない構造が見えなくなる。

P126 大自然で生まれ育っても自然観察者にならない。むしろ都会の子供の方が自然の精妙さに驚けるということがある

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