日の名残り(カズオ・イシグロ) 以前読んだ「わたしを離さないで」がとても良かったので、イギリスの文学賞であるブッカー賞を受賞したという本作も気になり、読んでみた。 イギリスの執事が自分の半生を振り返り、誇りを持ちつつ自己肯定する話なのだが、そこに個人の葛藤や決意や意志みたいなものが感じられて「味わい深い」とでもいうのだろうか。立ち振舞いが穏やかで品格のある執事と、その心の中の揺れ動きの対比が面白い。 あと、ジョークを真剣に学ぼうとする滑稽さには思わず笑ってしまった。 誰かに共有するFacebookX 関連 投稿ナビゲーション 前の記事electron-webpack を使っていると preload.js が読み込めない次の記事ジャズ・ガイドブック(内藤遊人) 2022年1月30日 Owner 読書メモ コメントを残す
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