ボクの音楽武者修行(小澤征爾)

村上春樹との対談本を読んでから、小澤征爾に興味が出てきた。対談本の巻末にこの本が紹介されていたので、早速読んでみた。

小澤征爾氏26歳頃の自伝ということで、スクーターを調達して貨物船に乗ってパリを目指すところから、ニューヨークフィルの副指揮者になるあたりまでが描かれている。

ヨーロッパに渡ってから半年ぐらいまでは詳しく書かれていたが、その後は内容が薄かったり、時系列が前後していたりする印象。それでも、ヨーロッパへの船旅やヨーロッパ上陸後に感じたことが書かれた率直な文章を読んでいると、非常に距離感が近くて追体験できる感じがして楽しかった。

続編かあれば読んでみたいのだが、出ないか⁉︎

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