生物と無生物のあいだ(福岡伸一)

オススメ度★★ 「動的平衡」を読んだ後、その中で何度か登場していた前作を読んでみた。 結構重なる話も多かったが、「動的平衡」を読んで疑問だった細胞膜を通過する仕組みが詳しく触れられており、面白かった。また、タンパク質の相

意識はいつ生まれるのか(マルチェッロ・マッスィミーニ、ジュリオ・トノーニ)

書店で平積みしており面白そうだったので読んでみた。「進化しすぎた脳」を読んで以来、脳に興味を持っており、それにつながる話かなと期待した。 9章構成で、前半は意識に関する謎を次々に上げていき、それを説明できる統合情報理論を

粒でできた世界(結城 千代子、田中 幸)

オススメ度★ タイトルが気になったので読んでみた。 普段意識していない身の回りの原子レベルの話がわかりやすく語られており、面白かった。過去の有名研究者に関するコラムも楽しい。ただ、子供向けの本という位置付けみたいだが、中

ソフトウェア・ファースト(及川卓也)

オススメ度★★ セミナーで話を聞いた直後に社内で紹介している人がおり、興味が湧いたため読んでみた。 企業内でのDXの話がメインではあるが、ソフトウェア業界の今を知る上でも参考になる。 今やっているプロダクトのミッションを

新版 動的平衡(福岡伸一)

オススメ度★★★ 坂本龍一が紹介している記事を見かけ、気になって読んでみた。 分子生物学の話だが、生命は分子の淀み、といった捉え方や、ES細胞、iPS細胞に対する批判的考察が興味深かった。 著者の他の本も読んでみよう。

エンジニアリング組織論への招待(広木大地)

オススメ度★★ 本屋で見かけて面白いそうだったので読んでみた。 前半は興味深く読んでいたが、特に組織の話になってきた5章あたりはイマイチよく入ってこなかった。全体的にソフトウェア開発に関係する色んな知見や考え方を網羅的に

ティール組織(フレデリック・ラルー)

オススメ度★★ 本屋でよく目にするため読んでみた。 従来の階層構造の組織とは異なり、すべての人がそれぞれの範囲で意思決定をしていく形態と知り、非常に興味がそそられた。実際に中で働くと大変そうだが、楽しそうな気がする。ただ

関西 親子で行きたい! ファミリーキャンプ場 完全ガイド

オススメ度★★ 子供の遊びの観点でおすすめのキャンプ場が紹介されており、とても参考になる。遊びの風景写真が入っているので、イメージしやすいのもいい。 遊具、水遊び、海、山間、高原といった観点で章に分けられている。 行って

たき火をかこんだがらがらどん(椎名誠)

オススメ度★ 以前に椎名誠のたき火の本を読んだことがあり、気軽に楽しく読める本だった印象があったので、手にとった。 ところが、過去に雑誌や新聞で書いたエッセイをまとめたものでたき火はほとんど出てこなかったが、結構おもしろ

氷壁(井上靖)

オススメ度★★ 登山の入門本で山の小説として紹介されていたので読んでみた。 前穂高岳の東壁で発生したナイロンザイル切断事件を題材に人間模様が描かれており、没頭して読めた。 立て続けに二人を亡くしたかおるの心境はたまらない