歪笑小説(東野圭吾)

文庫をライトに読みたいなと思い手に取った。 出版社と作家の人間模様を描いたギャグ小説という感じだった。賞レースの候補作の名前が一番ウケた。作者は考えている時、楽しかったんだろうな〜と想像した。

わたしを離さないで(カズオ・イシグロ)

以前ノーベル文学賞を受賞したとのことで名前だけは聞いたことがあった、カズオ・イシグロ。たまたま本書を見つけたので読んでみた。 少年・少女時代の心情がいくつものストーリーによって徐々に語られていき、同時に主人公たちの運命に

MIT音楽の授業(菅野恵理子)

理系で有名なマサチューセッツ工科大学(MIT)での音楽の授業について書かれた本。理系と音楽の接点が気になり、読んでみた。 MITでは音楽を教養科目として受講するだけでなく、副専攻やダブル専攻として受講する人もいるらしい。

火花(又吉直樹)

有名な本だが読んだことがなったので読んでみた。 小説の形式ではあるが、哀愁漂う長編コントのような感じで面白かった。 違う作品も読んでみたい。

流星ワゴン(重松清)

昔、重松清の本を何冊か読んだことがあり非常にインパクトが強かったような記憶がある。久しぶりに読んでみたくなったので、手に取った。 家庭崩壊した上でリストラされるというひどい現象を抱えた主人公が、不思議な車に乗ることで過去

ナミヤ雑貨店の奇蹟(東野圭吾)

過去と未来をつなぐ不思議な郵便受けと牛乳箱の悩み相談を通じて、いくつもの人生が交差し展開されていく。雑貨店主の回答も興味深いが、それ以上に軽率な3人組の回答によって人生が大きく変わっていくのが面白かった。コミュニケーショ

オリンピックの身代金(奥田英朗)

空中ブランコでハマってから読み始めた奥田英朗作品。この本は昔の東京オリンピック開催を舞台に開催を阻止するものと警察との攻防が繰り広げられるミステリーという感じ。 日付を行ったり来たりする書き方が特徴的で、徐々に明らかにな

町長選挙(奥田英朗)

精神科医伊良部シリーズ第三弾ということで読んでみた。 タイトルから「短編集ではない」と勝手に思い込んでいたが、やっぱり短編集だった。ただ、なんかオチがベタな感じがしてイマイチだった。初めに読んだ空中ブランコが一番面白かっ

イン・ザ・プール(奥田英朗)

精神科医 伊良部シリーズの第1作。空中ブランコでハマったので早速読んでみた。 「いてもたってもいられない」での意外な展開は笑けたが、伊良部の行動が空中ブランコほど弾けていない気がした。ケータイ高校生の話は時代を感じたが(

家日和(奥田英朗)

最近ハマっている奥田英朗。柴田錬三郎賞を獲ったとのことで面白そうなので読んでみた。 家や家庭に関するちょっとしたストーリーが展開される短編集という感じで、寝る前にサクッと1つ読めるのがいい感じ。 「夫とカーテン」の夫婦の